象革の最適な手入れ

まず、象革はヌバックなどと同じ起毛皮革である、というポイントを押さえておくといいです。

ですので、最適なお手入れは「表面のホコリや汚れを落とし、湿気を防ぐ」というシンプルなものとなります。

それに加え、

  • 汚れてしまった場合
  • 濡れてしまった場合
  • 起毛感を復活させたい場合

これらの対処法を把握しておけば、完璧です。

とにかく強く耐久性のあるレザーです。必要なポイントさえ押さえておけば、さほど神経質になる必要はありません。

基本は3ステップでOK

コロニル 保護スプレー

日常のメンテナンスは慣れてしまえばとても簡単です。

基本は、

  1. 柔らかい布で乾拭きする
  2. 馬毛ブラシで表面の汚れ、ホコリを落とす(優しくブラッシング)
  3. メンテナンス用の保護スプレーを表面がやや湿る程度かける

この3ステップ。

メンテナンス用品はドイツの皮革ケア老舗ブランド「コロニル製」のものがオススメです。

保護スプレーは1箇所に集中してかけすぎると、シミの原因になるおそれがあるので注意します。

30cmほど離し、2回にわけてかけるのがベストです。頻度は2、3ヵ月に1度が目安となります。

もしも汚れてしまったら

汚れてしまった場合は上記のステップにひと手間加えます。

  1. 柔らかい布で乾拭きする
  2. 馬毛ブラシで表面の汚れ、ホコリを落とす(優しくブラッシング)
  3. 汚れが強い部分を専用クリーナーで軽くこする
  4. メンテナンス用の保護スプレーを表面がやや湿る程度かける

濡れてしまった場合の対処法

レザー製品は湿気が天敵です。

象革も水に濡れて放置してしまうと、シミや変形のおそれがあります。

万が一濡れてしまった場合は焦らず迅速に、以下の処置を施しましょう。

  1. できるだけ早めに乾いた布で水分をふき取る
  2. 吸水性のある紙などをつめて陰干しする

※厳禁!
ストーブやドライヤー、ヒーターなど高温になるもので乾かしてはいけない(変形・変質のおそれ)

保管場所に注意する

湿度の高い場所に保管して、万が一「カビ」が生じてしまうと元に戻すことはできません。

普段はできるだけ湿度の低い場所に保管するのが理想的です。長期保管する場合は、乾燥剤を入れておくといいです。

防虫剤は変質するおそれがありますので、使わないようにしましょう。

起毛感を復活させたい

象革は長く使っていくと表面の起毛が落ち着き、ツヤが生まれ始めます。

これこそがエレファントのエイジングで、独特の風合い、風格を帯びてくることと思います。

起毛感を復活させたい場合は、表面をサンドペーパーで軽くこすった後に通常のメンテナンスを施すとよいでしょう。

公開日:2015年2月10日